無目的日記昼凪

暖かい日差しの中の海、波ひとつないどこまでも続く平穏な地平線

洗濯をしようしようと思っていたのに一日中だらけていた 夕方、思い立って買い物へ 薬局とスーパーをはしごする おかいものはたのしいな 人がたくさんいる
みんながマスクをつけている風景、すっかり目に馴染んでいる レジに並ぶとき空間を空けるのもふつうになった 慣れている 

この生活は、過去みたいで未来みたいで悪くない
みんなマスクをしているから外では顔が半分しか見えていなくて、家に帰るとマスクを外すから家族やごく親しい人にしか顔を見られない
平安時代みたいで奥ゆかしいじゃんと思う 人となんて、このくらいの距離感でちょうどいい

帰ってきて同居人の引き出しを覗くと靴下がなかったので結局洗濯機をまわして部屋干しをしたのだが、肝心の同居人は帰ってこない 職場で寝ていたらしい 抱き枕を抱いて寝た