無目的日記昼凪

暖かい日差しの中の海、波ひとつないどこまでも続く平穏な地平線

昨日からハチ北に来ている

夜、3時ごろまで飲んで、明日は8時から散歩 そう約束をして眠った
「私が寝てたらそのままにしてて」ラスさんがそう言っていたので、眠っているラスさんを起こさないようにして部屋を出る
朝に散歩に出るのはどのくらいぶりだろう 時間は8時過ぎだったが、気分は6時 そのくらい清い空気感だった 山だからかもしれない
気温は5度 寒いのに、歩いているとすぐに暑くなってくる
ところが、15分ほど歩いたところで雨が降ってきた あわてて部屋に戻る 最後はダッシュ
部屋に戻るとラスさんが起きていて、ヒーターの前にこじんまりと座っていた 動物のようだった
さっきまであんなに熱かった体が、もう冷え始めていた あっという間だ 人生みたいだと思った 人生みたいだって思ったけど、いやなんだそれとすぐに思った バカじゃないの

帰り道は、行きとくらべるとやはり静かだ 車の中で「テンションの上がるものしりとり」をした
山の上は、桜がまだこれからだった 窓から見えるそれがすこしずつ満開になり、葉桜になってゆき、ああ帰ってきたと気づく 高速を降りると、そこはもうよく知った場所だった
家に帰ってそのまま1時間ほど眠り、スーパーで缶チューハイを買ってきた もういつもの生活だ こういう生活をあとどのくらい過ごせるんだろう