無目的日記昼凪

暖かい日差しの中の海、波ひとつないどこまでも続く平穏な地平線

夏の気怠さが体に残っている
7時前にエレベーターに乗ったらマンションの住人と二人も同時に乗り合わせた そうかこの時間が出勤時間帯なのか
朝から知り合いの持っている畑に行って、ちいさなスペースの開墾作業をした 土を耕し、雑草の根を切り、石を取り除き、栄養のある土を少し撒いて、枝豆の種を植えた
途中縁側で朝ごはんをいただいたり、ガレージでバドミントンをしたりしながら作業を進めた
日差しがじりじり肌を焼いている感じ、ひさしぶりで、夏の訪れを感じる うんざりするような、少しワクワクするような
作業が終わってもまだ10時 いつもなら眠っている時間だった 2時間ほどしか寝ていなかったのにふしぎと気分は爽快だった

それから家に帰ってまんがや本を読んでいたら昼過ぎに眠気がやってきて、つい眠ってしまった 目が覚めると夕方だった たいして動いていないしたいして汗もかいていないのに体がだるい
シャワーを浴びて、部屋着で濡れた髪のまま外に出ると、夏の夕方というかんじがしてよかった
まるで夏休みだった

人からもらった南部鉄器の風鈴、風を受ける紙の部分が気に入らなくて外していたのだが、思い立って部屋にあったポイントカードをぶら下げてみたら、チリンと高くて澄んだ音が鳴った
今日はよく眠れそう