20221001sat
KINEMAS presents YAGURA 2022 当日
朝オープンしたての温泉にかけこんで身を清める
言ってる間にもう開場ですよ
いそいで会場に向かってケータリングのカレー食べて撮影開始 ここから長いぞ
天気もひじょうによく、森は木々のおかげで光と影の対比がうまれてサイコー
森の中の古着屋、森の中のシーシャバー、たくさんの出店によるおいしいご飯とおいしいお酒、ふたつのステージ、絶え間ない音楽
絶え間ない音楽 絶え間ない音楽 絶え間ない音楽!
楽園感すら感じる
酒はうっすらしか飲めないが、それでも大丈夫
子どもたちがわたしの持ってきたシャボン玉マシーンに引っかかってるのを見るたびにしめしめと思う
お前らけっきょくこれに弱いんだろ 大人のわたしでも引っかかるからね
日が暮れるのが早い 気温も下がってくる 思っていたより早く夜が来た
YAGURAの本領発揮はここからですよ 会場に点在する照明が存在感を増してくる
それにしてもさすがに12時をまわるとねむくなってきて、これは仮眠しないとやばいかも、とはいえカメラマンはわたし一人だから抜けを作るわけにはいかない
お酒も全然飲んでないし重い機材持ってずっと歩き回ってるし、休憩ないしつかれたしねむいしだんだん自分の機嫌がわるくなってくるのがわかる
メンバーも、次のステージの準備だったり寒くなってきたステージ周りに火を起こしたりとがんばっている それを見て這いずるような気持ちで撮影をつづける
メインステージは既に終了していて、ここからはもう森の中のステージだけ
3曲だけ、と言って、DJセッティングのあいだ、みやしーさんの弾き語りがはじまった
みんなすわって聞いていて、ねむっている人もいて、そのうちいとまさんが参加して、すごくいい時間だった、深夜のこの感じはひさしぶりだった
まだ起きている、全体からするとわずかな人たちだけが今ここでこの時間空気音楽を共有できているということ
寒くてねむくてしんどくて、オールナイトってたぶんほとんどの人がそうなんだけど、だからこそのこの空気感とかこの時間がある
「まだ起きている」これだった、この感じがひさしぶりだった
昔わたしはいつも「まだ起きている」人たちといっしょにいたんだな
インターネットで、夜の街で
そんな時間が、そんな人たちが大好きだった
歳を重ねて、結婚して、街を離れて、なおこういう時間を持てること、こういう感覚になれたことがうれしかった
この時間ならもういいでしょという気分になり酒を買いに行く カメラを置いて酒を飲む ふっと気分が晴れる
それからのDJタイムもとにかく最高で、完全に「まだ起きている」人たちへのご褒美だった
そこからはもう、ときどき撮って、あとは酒を飲んで踊っていた
早朝5時過ぎ、最後のあいさつを撮影して、15時間に渡る撮影が終了、おつかれさまでした
その頃にはすっかり元気になっていてまだねむる気になれない
みやしーさんをバンガローまで送り届けて、名古屋と京都へのシャトルバスを見送って、まだ起きているスタッフやメンバーと労いあい、でも明日もあるからなと早めにバンガローに帰り毛布にくるまる
来年はもっと酒飲んでたのしもうと思う