無目的日記昼凪

暖かい日差しの中の海、波ひとつないどこまでも続く平穏な地平線

わたしはじわじわと、時間をかけて荷造りするタイプなのだと思った
当日朝とか前日の夜にパッと準備ができてしまう人がいるが、わたしがそうすると忘れ物があるようなないような、ソワソワ、でも時間がないからしゃーない、なやけくその感じになってしまう いつも最後には「日本なんだからいざとなれば買えばいい」と思っている
数日前からちょっとずつ荷物を集めていって、その間に旅について考えて楽しんでいるのだと思った

洗濯機を二回回したらもう一時になっていた
予約していたカメラの入荷連絡があったので銀行へ行って(iPhoneを忘れたことに銀行で気付いて一度家まで取りに帰って)カメラ代を振り込み、区役所へ行き住所変更をし、警察署に行って免許の住所変更もした
気分が良くなって、帰りにコンビニでおにぎりと缶チューハイを2本買った デカイ金を払うと気分が良くなるのってなんでなんだろう……確実に無一文に近づいているのに

京都市内、西京区から右京区への引越しだったのだが、役所の様相が随分と違って驚いた
西京区役所はこぢんまりとしていて少し古びていて、でもなんとなくゆったりとしていた
右京区役所は大きくて新しいが、職員さんも忙しそうでバタバタしているし待ち時間も長い あちこちで切羽詰まった声が聞こえてくる

わたしは気合を入れるため、全身黒で揃えて役所へ向かった 全身黒を着て、黒くてデカいサングラスを掛けて、黒いマスクをつけ、人によっては声を少し大きめにしたり、語気を強めて威嚇しているようだった
わたしはきっと世界中の誰しもが怖いのだと思った

アイジーへ寄り、ずっとご機嫌斜めであったLightroomをどうにかしようとパソコンを覗くと、なんと、直ってる! やった! なんでか分からんけど!
とりあえず缶チューハイを開けた 最高 やることをたくさん(一部勝手に)終えられて最高の気分