無目的日記昼凪

暖かい日差しの中の海、波ひとつないどこまでも続く平穏な地平線

実家に住んでいたときは、朝方、朝刊が届けられるバイクの音をよく聞いた
今はもう分からない 実家の辺りより圧倒的に交通量が多く、音も多いので、その他の音と区別がつかない

一日中じくじくといやな気分で、いよいよ投げやりになってきたので夜はカップ焼きそばにマヨネーズをたっぷりかけて食べた もう今日はだめだとわかる
ため息がとまらない 泣いていても、明日のために目に保冷剤を当てている えらい りっぱな大人 明日がくるという前提で動くことができる
とは言え、わたしは何かがまんしているときや怒りを溜めているときには呼吸を小さく抑えがちなので、あえて大きくため息を吐くことで呼吸を整えているのではないかと思う えらい りっぱな大人
幸せが逃げる? 息吐く程度で逃げる幸せなんかいらんのだ

0時を回って、月日会の会報が届いた
自分がセンシティブになっていたからか、月日会のそれぞれの日記の怒りや悲しみ、むなしさややるせなさがひびく

ところで、同居人と連絡がつかない 飲みにいくと言っていたのでおおかたどこかで寝ているのだろうが、もしかしたらどこかで死んでいるかもしれない
帰ってこないな
ずっと心配していたが、午前4時すぎ、突如として「なんでやねん」という気持ちになってきて、何か殴ろうとベッドから起き上がり窓の外を見たら、遠くのマンションで強い光がチカチカとしていた 蛍光灯にしてはずいぶんと強い光 救難信号のような
そのときLINEが鳴って、それは同居人からで、わたしはひとまず胸を撫で下ろしてもう一度ベッドに横になる
しばらくして同居人が帰ってきたのを確認して、背を向けたまま眠った 我ながらいやな感じだと思った