無目的日記昼凪

暖かい日差しの中の海、波ひとつないどこまでも続く平穏な地平線

男を三人殺した夢を見た 男を殺したことより、それを全校集会の公衆の面前で明かされるという部分が胸糞悪かった
夢の中で汗だくだった でももうすぐシャワーを浴びるからいいやと思った 男たちを包丁でずたずたにして、返り血を大浴場で流した こんなに血を浴びていては犯行がバレるだろうと思ったが、それもまあしかたがないかと思っていた そのあと全校集会に呼ばれた
男たちを殺したことに後悔はなかったしむしろせいせいしていたくらいだが、シャバに対する未練があった 会いたい人に会えなくなるのはさみしいなと思った
悪夢を見て目覚めたときいつも心底ホッとする 夢でよかった その気分を何度もくりかえす くりかえしてばかり 後悔はないが未練がある 未練なんていくらでもある いつもそんなことばかりだな この未練というものが、わたしは実は嫌いではないのではないかと思う 気持ちの面では鬱陶しいのだが 実は嫌いではないのではないかという気がしている